EXHIBITION

高山明/Port B「模型都市東京」
会期延長予定

2020.2.8-2020.5.31

建築倉庫ミュージアムは当面のあいだ休館いたします。

建築倉庫ミュージアムは、新型コロナウイルスの感染予防および拡散防止のため3月31日(火)まで休館を予定しておりましたが、4月1日以降も当面のあいだ休館することといたしました。展覧会、イベント、施設への来場を楽しみにしてくださった皆様には、大変申し訳ございません。
お客様ならびにスタッフの健康と安全を考慮したものでございますので、何卒、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。営業再開、展覧会の会期延長の予定につきましては、方針が決定いたしましたら、ウェブサイトやSNSにてお知らせいたします。

会期
2020年2月8日(土)~5月31日(日)

会場
建築倉庫ミュージアム 展示室B
(〒140-0002 東京都品川区東品川 2-6-10)

開館時間
火〜日 11時〜19 時(最終入館 18 時)
月曜休館(祝日の場合、翌火曜休館)

入場料
一般 3,100円、 大学生/専門学校生2,000円、 高校生以下1,000円
*展示室B 「模型都市東京」に限り、会期中何度でも再入場可能。(初回入場時にお渡しするフリーパス身分証をご提示ください。)
*チケットは事前申込制です。(当日の申込でもすぐにご入館いただけます。)
*展示室A(クラシックホテル展 -開かれ進化する伝統とその先-)の観覧料含む。
*障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料。ご入館の際、障害者手帳等をご掲示ください。
*学生の方は、ご入館の際、学生証を拝見しております。忘れずにご持参ください。

【企画概要】
建築倉庫ミュージアムは、建築模型に特化した保管・展示施設として、これまで様々な展覧会を開催してきました。
本展は、演出家・アーティストである高山明(Port B)の企画によって、どこでも再現可能な形態でつくられた都市のインフラ/構成要素を「模型」として捉え、現在の東京のリアルな姿を浮かび上がらせる試みです。高山明の演劇的手法によって、展示空間は日々生成変化する場となり、東京という都市に接続されていくことでしょう。また、この展覧会は会期中何度でも再入場が可能です。
イベント詳細は公式サイト(https://archi-depot.com/exhibition/akira-takayama_portb)にて順次公開します。

「模型都市東京」ノート
「模型」がなにかを模したものなら、「身振りの模倣」からはじまった演劇は模型と相性がいいはずだ。演劇の場合は、模倣がある型を獲得することで、つまり「模型」になることで、呪術から独立し、芸能になったと言われている。具体的には、田の豊穣を祈る「田遊び」が真似され、身振りが固定されることで「田楽」になった。これは、田の上でしか成立しないサイトスペシフィックな行事が、田を離れてどこにでも移動でき、再演可能な芸能になったことを意味する。別の言い方をすれば、演劇はそもそも模型であり、だからこそあらゆる場所で上演/再演することができるのである。

上演/再演の場所は「舞台」と呼ばれてきたが、神社や劇場にある舞台の上には今や劣化した模型があるばかりで、活きのいい模型を探すなら街のなかに出て行った方がよい。そうした目で東京を眺めてみると、この街にはその場でしか成立しないオリジナルなものは少なく、模型に溢れていることに気づく。どこにでもある模型が世界のどの都市よりも偏在し、それが様々な人に利用され、それぞれのやり方で独自に上演/再演される。その偏在性と上演/再演可能性の豊かさが、この都市の特徴とすら言えそうだ。それらの模型を面白く使いこなす人たちが現れ、都市のアクティビティを生み出し、ライフスタイルを更新していく。それが逆説的に、東京という「模型都市」のオリジナリティになっている。

建築倉庫ミュージアムという建築模型を展示する場所で、東京の逆説をポジティブに展開させることができればと考えている。

高山 明

【Port Bについて】
2002年東京にて結成。高山明を中心にプロジェクトごとに形を変えて作られる創作ユニット。実際の都市を使ったインスタレーション、ツアー・パフォーマンス、社会実験的プロジェクト、言論イベント、観光ツアーなど、多岐にわたる活動を展開している。いずれの活動においても「演劇とは何か」という問いが根底にあり、演劇の可能性を拡張し、社会に接続する方法を追求している。http://www.portb.net/

【高山明について】
1969年生まれ。演出家・アーティスト。東京藝術大学大学院映像研究科教授。2002年に創作ユニットPort B(ポルト・ビー)を結成。現実の都市や社会に介入する活動を世界各地で展開している。2013年にはPort都市リサーチセンターを設立し、演劇的発想を観光や都市プランニング、社会実践やメディア開発などにも応用する取り組みを行っている。

〈近年の活動〉
2019 『ワーグナー・プロジェクト』Künstlerhaus Mousonturm、フランクフルト(ドイツ)
2019 『続・前橋聖務日課―あかつきの村ウォーク』アーツ前橋、群馬
2019 『パブリックスピーチ・プロジェクト』あいちトリエンナーレ2019、愛知
2019 『個室都市東京2019』TOKYO2021、東京
2019 『マクドナルドラジオ大学』金沢21世紀美術館、石川
2019 『リガ・ヘテロトピア』Homos Novus Festival 2019、リガ(ラトビア)
2019 『マクドナルドラジオ大学』六本木アートナイト2019、東京
2019 『新・東京修学旅行プロジェクト・福島編』シアターコモンズ19、東京
2018 『アビダビ・ヘテロトピア』Durub Al Tawaya、アブダビ(UAE)
2018 『マクドナルドラジオ大学』Misa Shin Gallery、東京
2018 『新・東京修学旅行プロジェクト・中国残留孤児編』東京
2018 『新・東京修学旅行プロジェクト・クルド編』東京
2018 『マクドナルドラジオ大学』Hebbel am Ufer劇場、ベルリン(ドイツ)
2018 『OUR SONGS – シドニー歌舞伎プロジェクト』第21回シドニー・ビエンナーレ、シドニー

「模型都市東京」
主催|建築倉庫ミュージアム

企画・構成|高山明
空間構成|小林恵吾
アートディレクション|大岡寛典
利用者・トラベローグ|市橋正太郎、榎本一生、キュンチョメ、吉良光、ケン・ロー、ジラヰしろう、田中沙季、田中裕子、夏井陸、野口福太郎、宮坂眞由美、渡邉颯
リサーチ・キャスティング|田中沙季(Port都市リサーチセンター)
キャスティング・アシスタント|関あゆみ
協力|板谷萌絵
翻訳|管梓
制作|中島百合絵

製作|Port B