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(それは)重力下での

2024.4.26-2024.8.25

期間中不定期開催




ここには重力がある
ここで起きるあらゆることを
重力下でのプレゼンテーションだと捉え直してみる

現実の手触りを、確かに感じようとつくりあげるものが
いま、ほかでもない現実によって引き裂かれているなら
確かな現実のことから考えてみるのはどうだろう

遠回りかもしれないが、待ち合わせ場所のひとつとして
ここには重力がある



●企画概要
瀬尾夏美・関川航平・武本拓也・前田春日美の4名が、これまでの自身の作品や実践を〔重力〕というキーワードで捉え直しながら「プレゼンテーション」を行います。また、ゲストを招いたミーティングを開催し、各々の活動を通じて考えていることをシェアしたり、〔重力〕という観点についていろいろな切り口から検証していきます。
⇒(それは)重力下での 公式サイトはこちら

●会場
4月26日㊎ー8月25日㊐まで WHAT MUSEUMで開催されている「感覚する構造展 -法隆寺から宇宙まで-」の展示期間中、展示室2F奥にあるスペースにて、不定期にプレゼンテーション/ミーティングを開催します。
開催日は(それは)重力下での 公式サイトをご確認ください。

●参加アーティスト

瀬尾夏美
アーティスト、詩人。1988年東京都生まれ。土地の人びとの言葉と風景の記録を考えながら、絵や文章をつくっている。東日本大震災のボランティアを契機に、映像作家の小森はるかとのユニットで活動を開始。岩手県陸前高田市での対話の場づくりや作品制作を経て、土地との協働を通した記録活動をするコレクティブ「NOOK」を立ち上げる。現在は江東区を拠点に、災禍の記録をリサーチし、それらを活用した表現を模索するプロジェクト「カロクリサイクル」を進めながら、 “語れなさ”をテーマに旅をし、物語を書いている。単著『あわいゆくころ――陸前高田、震災後を生きる』(晶文社)、『二重のまち/交代地のうた』(書肆侃侃房)、『声の地層――災禍と痛みを語ること』(生きのびるブックス)、共著に『10年目の手記』(生きのびるブックス)、『New Habitations: from North to East 11 years after 3.11』 (YYY PRESS)。

関川航平
1990年生まれ。自身の身体を使った行為やインスタレーション、ドローイング、デザインなどの多岐にわたる手法を用いて作品を制作。「つくること」や「見ること」のなかで何が起きているのかを考え続けている。主な展覧会に「吹けば風」(豊田市美術館、2023年)、「あざみ野コンテンポラリー vol.11 関川航平 今日」(横浜市民ギャラリーあざみ野、2020年)、「THEY DO NOT UNDERSTAND EACH OTHER」(大館當代美術館、香港、2020年)など

武本拓也
私は一人で立ったり歩いたりするというような上演をこの7年ほど年大体毎日やっているのですが、ある時、私の体に重さがあるというより、私の体は重さそのものだという概念がやってきたことがあります。
1990年群馬県生まれ。東京都在住。
武蔵野美術大学 映像学科卒業
美学校 実作講座「演劇 似て非なるもの」修了。近年の作品に「庭の話し」(2024年/京都芸術センター)、「See a Beetle」(2023年/Archship Library&Cafe)など。
セゾン文化財団 2024年度セゾン・フェローⅠ

前田春日美
イメージや見ることを軽さや薄さとして捉え、それらに重さを与える方法として接触や身体をテーマにビデオワークやパフォーマンスなどを行っている。
1991年 東京都生まれ。2019年武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻彫刻コース修了。
主な展覧会に「VOCA展2024 現代美術の展望-新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、東京、2024)、General Museum|Site 「場所の発掘_Some Practices」(2023)、「OPEN SITE 7『前田春日美+豊島彩花「やわらかい杖を置く 平たい目で登る」』(トーキョーアーツアンドスペース本郷、2022)などがある

●チケットについて
本企画は「感覚する構造 – 法隆寺から宇宙まで -」の展示室2階奥にあるスペースで開催されます。同展覧会と本企画はチケット共通です。「感覚する構造 – 法隆寺から宇宙まで -」のチケットをご購入の上、展示室内を通ってお越しください。
※2回以上ご覧になる方は、追加料金でフリーパスに変更してご入場いただけます。受付スタッフにお申し出ください。

●WHAT MUSEUM
〒140-0002 東京都品川区東品川 2-6-10 寺田倉庫G号
<アクセス>
東京モノレール 天王洲アイル駅より徒歩5分
東京臨海高速鉄道りんかい線 天王洲アイル駅より徒歩4分

 


主催:WHAT MUSEUM
企画:関川航平
グラフィック:関川航平
企画協力:林慶一

EXHIBITION