EXHIBITION

謳う建築

2020.12.12-2021.5.30

模型保管庫内にてサテライト展を開催中

建築倉庫は、新施設 「WHAT」 にて建築に纏わる展覧会を開催しています。

【開催概要】

会  期 
2020年12月12日(土)〜2021年5月30日(日)

会  場 
WHAT 展示室1階(〒140-0002 東京都品川区東品川 2-6-10)

開館時間
火~日 11時~19時(最終入場18時)月曜休館(祝日の場合、翌火曜休館)

入 場 料
一般1200円、大学生/専門学校生 700円、中高校生 500円、小学生以下 無料

*「-Inside the Collector’s Vault, vol.1-解き放たれたコレクション」展の観覧料を含む。
*オンラインチケット制
*招待チケット・招待状、小学生以下の方、障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの方1名様まで(付き添いの方も必ず予約が必要です)は無料でご入場いただけますが、入館時間枠のご予約が必要です。
*障害者手帳をお持ちの方とその付添者1名は無料。ご入館の際、障害者手帳等をご掲示ください。
*学生の方は、ご入館の際に学生証をご掲示ください。

【企画概要】

詩人であり建築家の立原道造は、「住宅・エッセイ」(1936年)において、
人生をひとつの中空のボールに例え、
「住宅する精神は、ボールの表面を包み、
エッセイする精神は、中空のボールの内部の凹状空間の表面を包まうとする」
と述べました。
立原の身体を通して建築と文学を同時に作動させながら生きた精神がそこにあります。

本展は、こうした立原の精神にインスピレーションを受け、
住まいと向き合い続けた建築家が生み出した住宅に宿る空気感や、
五感を揺さぶる空間の本質について、文芸家が謳う作品を通して浮かび上がらせるという、
建築と文芸の領域を横断する展示構成を予定しております。

篠原一男が設計した「谷川さんの住宅」 について谷川俊太郎が新詩を創作します。
さらに吉村順三の住宅を詩人・蜂飼耳が、中村好文の住宅を詩人・小池昌代が体感・詩作し、
能作文徳の建築について劇作家・長塚圭史が創作します。

住宅の設計プロセスにおけるスタディ模型20点以上や、スケッチ、図面、映像からは、
年月を経た住まいを体感すると同時に空間を生み出す過程の身体性に迫ります。
文芸家の紡ぐ言葉から、人々が住まう空間に対する眼差しを豊かにする機会を創出します。

【本展の見どころ】

1. 建築×詩(ことば)のコラボレーション
多彩な文芸家が、住まいを体感し創作します。

立原道造 建築家・詩人

篠原 一男(建築家)「谷川さんの住宅/1974」 × 谷川 俊太郎(詩人)

吉村 順三(建築家)「湘南茅ヶ崎の家/1967」× 蜂飼 耳(詩人)

東 孝光(建築家)「塔の家/1966」 × 暁方 ミセイ(詩人)

益子 義弘(建築家)「南が丘の山荘/2007」 × 峯澤 典子(詩人)

永田 昌民 (建築家)「東久留米の家/2003」 × 中村 月子(作詞家・作曲家・シンガー)

田中 敏溥(建築家)「玉川学園の家/1998」 × 岡本 啓(詩人)

中村 好文(建築家)「クリフハウス/2003、クリフハット/2017」 × 小池 昌代(詩人・作家)

伊藤 寛(建築家)「黒水晶の家/2004」 × 覚 和歌子(作詞家・詩人・音楽家)

高野 保光(建築家)「縦露地の家/2012」 × 高貝 弘也(詩人)

堀部 安嗣(建築家)「我孫子の家/2011」 × 杉本 真維子(詩人)

能作 文徳・常山 未央(建築家)「西大井のあな/2018」 × 長塚 圭史(劇作家・演出家・俳優)

篠原 明理(建築家)「昭島の住宅/2020」 × カニエ・ナハ(詩人)

三科 尚也・明日香(建築家)しのいえ/2020」 × 四元 康祐(詩人)

佐藤 研吾(建築家)「シャンティニケタンの家/2018」 × Nilanjan Bandyopadhyay(詩人)

2.立原道造の詩・スケッチを展示

3.谷川俊太郎が新詩を創作
谷川俊太郎の一編の詩から生まれた「谷川さんの住宅/1974」(篠原一男設計)について、
46年経た今、谷川俊太郎が本展のために新たに詩を創作。

4.建築家 吉村順三設計「湘南茅ヶ崎の家/1967」を詩人 蜂飼耳が詩作

5.映画監督 広瀬奈々子、建築映像作家 瀬尾憲司による15の住宅作品の撮り下ろし映像
是枝裕和監督率いる制作者集団「分福」に所属する映画監督 広瀬奈々子による映像と、
建築映像作家 瀬尾憲司による映像で、年月を経た名住宅の今が視聴できます。

6.劇作家 長塚圭史が 能作文徳・常山未央設計「西大井のあな/2018」を体感し創作

7.永田昌民設計「東久留米の家/2003」についての新曲をシンガー 中村月子が歌う

主    催 :寺田倉庫株式会社

企    画 :建築倉庫

企 画 協 力:カニエ・ナハ

会場デザイン:関川航平

映 像 制 作:広瀬奈々子、瀬尾憲司

什器デザイン:studio archē(甲斐貴大)

グラフィック :株式会社TETE BRANDING

協    力 :建築の建築

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